タイミングベルト交換・完全版!:【1】作業編 ベルトの脱着@Ducati748

2018/11/14

Ducati748(2002年)タイミングベルト交換についての記録。

  1. 工具
  2. ベルトへアクセスする為に
  3. ベルトを外す前準備
  4. 旧ベルト取り外し
  5. 新しいベルトを取り付ける前に
  6. 新しいベルト装着
  7. 最終確認

1.工具

タイミングベルト交換の為に用意した工具。

テンショナーを回す為の工具を導入しました。

(1)24mmのナットを回すためのディープオフセットメガネレンチ
(2)12mmのナットを回すためのディープオフセットメガネレンチ

他は基本的な工具。我が工具陣からのレギュラーメンバーはHEXの5~6mm、8、10、12mmのボックスソケットとそれを回す工具、同サイズコンビネーションレンチ、パーツクリーナー、グリス類、判りやすい色のマーカー等。

あると便利&安心なモノ…薄手のゴム手袋、トルクレンチ

 

2.ベルトへアクセスする為に

サイドカウル、シートカウル、タンク、エアファンネル、エアボックス、バッテリー、バッテリーボックス、タイミングベルトカバーを取り外します。詳細は省略。

 

3.ベルトを外す前準備

取り外しの前にクランク位置を交換用のポジションに合わせます。本来はSSTを使って左サイドのそれ用の穴からクランクを回しますが、ギアを6速に入れて後輪を回す方法で同じことが出来ます。プラグを外しておくと比較的楽に回せます。合わせる場所はフロント・リアバンク両方のカムスプロケットに予め付けられたマーク(ポッチ)をタイミングベルトカバーのこれまたマークとぴったり合わせます。リアバンク側はシリンダーヘッド上、フロントバンク側はシリンダーヘッド両サイドあたりになります。ポッチマーク・とそこに合ったベルトの山・タイミングベルトカバーが一直線になるように目立ちやすい&落ちにくいペイントでマークします。ペイントは工事用、ワークマンで購入。

リアバンク。
Untitled

フロントバンク。
IMG_8514

クランク。
Untitled

4.旧ベルト取り外し

それぞれのシリンダーからテンショナーを外します。12mmのフランジナットです。フロントバンクはソケットで回せますが、リアバンクは今回新規導入したディープオフセットで外してしまいます。フランジナットとテンショナーの間にあるワッシャを無くさないように。

フロントバンク。24mm(実は15/16inch)のディープオフセットメガネを嵌め…
IMG_8527

24mmをホールドして12mmを回します。

IMG_8528

リアバンク。
Untitled

ソケット+ハンドルがハマりません。
Untitled

24mmのメガネが無くても無理。

12mmのディープオフセットメガネ(アストロ製)

コレなら回せます。

5.新しいベルトを取り付ける前に

旧いベルトに付けたマークを新しいマークに写します。念のためマーク間の山の数を数えておいた方が良いでしょう。

タイミングベルトカバー内の汚れを綺麗にしておきます。ベルトにアブラ類や小石が挟まってはまずいからです。ローラーの動きも点検し、必要に応じて注油したりベアリング類をキレイにしました。

 

6.新しいベルト装着

4つのカムシャフトスプロケットが正しい位置(タイベルカバーのマークと合っている)である事を確認しながら新しいベルトを入れていきます。素手orニトリルゴム等薄手の手袋で作業するが吉です。自分は軍手をしていたのですがベルトに繊維が付いてしまいました。

当たり前ですが、取り外しと逆でリアバンクからベルトを付けていきます。が、ここで問題発生。リアバンクの吸気側カムスプロケットがグルンっとマーク位置からずれてしまいました。危ない危ないと思ってマーク位置に戻そうとしますが…戻そうとしますが…固い!重い!聞いてないよぅ…。なんか引っかかってるの?ってぐらい。手もメッチャ痛いです。ギアの角で怪我しそうです。試しに他のスプロケを触ってみましたがわりと軽く動かせ(1回転はしませんが)、位置合わせも容易です。

このままではベルトが戻せませんので更に力を加えて回してみると、どうにかこうにか力技で良い位置まで持っていける事は判りました。が、ベルトをはめるときにどうしてもグルンと行ってしまいます。SSTのカムプーリーホルダーというものを良く見かけますがこうなるから必要なんですね。そんなこんなで力加減、タイミングにかなり苦労しましたがどうにかリアバンク側のベルトを嵌めこむことに成功。フロントバンク側はそれほど苦労しませんでした。それぞれのシリンダーにテンショナープーリーも取り敢えず仮止めして一段落です。

ドゥカティのタイミングベルト交換作業のブログは探せば結構見つかるんですがこれについての記述を見たことはありませんでしたのでかなり焦りました。皆さんどうされているんでしょうか。あらためて予習で見た海外の動画を見てみるとカムプーリーホルダーを使わず力技で位置を戻しているようですので、アプローチとしては間違っていないようです。

 

この動画の3分あたりでも苦労してそうなのが見受けられます。

 

7.最終確認

エンジンに火を入れる前に3のクランク位置合わせと同じ要領でリアホイールを回し、ベルトがスムーズに動くかチェックしてみました。いちおうスムーズに動くようなのでエンジン始動!

一安心です。

-Bike, Ducati 748, maintenance
-