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848EVOフロント足回りの改善とリフレッシュ:前編

ドゥカティ東京-DUCATI TOKYO

東京西部・多摩方面でDucati748をいじったり乗ったりしてます。

848EVOフロント足回りの改善とリフレッシュ:前編

2019/02/03

前回、お洒落パーツとして装着した、フォークストロークセンサー。
56design フォークストロークセンサー

せっかくなんでどれだけストロークするのかと低速時にグッとブレーキを握り込んでみたらゴンッと簡単に底付き(-_-;
その後、プリロードと圧側減衰を締めこんでも挙動変わらずで、バネとオイルのヘタリと断定!
バネ交換含むOHを検討してみた。

自身のスキル&工具・設備がないので基本的に外注なんだが、さてどこに頼むか?

  1. ドゥカティ正規ディーラー
    どうせ高いだろうと高を括って見積もりすら取らなかったw
  2. 某ドゥカティ専門ショップ
    一見さんで飛び込み訪問。
    懇切丁寧に説明を受け、またノウハウが豊富で、体型や好みに合わせたOHができそう。
    丸投げするにはもってこいだったが、正規ディーラー車の整備はNGということで丁重に断られる。←値段はそこそこ高い。
    (要は店主が正規ディーラー出身だったので不義理は出来ないということだそうだ)
  3. テクニカルマジックさん
    フォーク突出し調整、ディスク交換など、いつもお世話になっているお店。
    部品持ち込み前提での整備もOK

というわけで、テクニカルマジックさんにお世話になることに決定。
というか最初からそのつもりだったんだがw

早速部品の選定にとりかかる。

フロントフォークスプリング

純正バネでは、耐久性ならびにバネ強さに疑問がある為、社外品で検索。
848EVO(無印)はSHOWA製で1098と共通ということでネットを検索すると、OHLINSとHYPER PROがヒットした。

  1. OHLINS
  2. HYPER PRO

値段は高いが、やっぱOHLINSでしょ!ということでGT商会に発注したが納期未定(Webikeも)ということで断念してHYPER PROをチョイス。
わりと悪くないインプレと値段なので躊躇せず購入。

HYPER PRO サスペンションスプリング フロントスプリング/フルードセット:1098/848 07-08
HYPER PRO サスペンションスプリング フロントスプリング/フルードセット:1098/848 07-08

シール類

ドカ寺に純正パーツの取り寄せだけを頼むのはなんだか気が引けるのでいろいろと調べてみた結果、国産車種で同一のSHOWA製Fフォークを採用している車種があることが判明。
(某サイトで848所有者がパーツインプレで適合パーツのリストを掲載していた)←ありがとうございます。
【DUCATI[848]】「DUCATI848(1098) フロントフォークOH(国産純正部品流用)」 | ウェビック
その共通車種とは
SUZUKI GSX-R1000 09-11(K9,L0,L1)

GSX-R1000 L1

※KAWASAKIの車種でも同じものがあるようだがSUZUKI純正パーツの方が安くて入手が容易だそうだ。

その他、海外通販も考えたが上記SUZUKI純正パーツの実装実績から考えてパーツをWEBIKEで見積もることにした。

部品構成は以下に

SUZUKI 品番[ 51187-47H00 ]Oリング¥194×2=¥388
SUZUKI 品番[ 51173-27G00 ]シール、ダスト¥486×2=¥972
SUZUKI 品番[ 51153-47H00 ]シール、オイル¥1,296×2=¥2,592
SUZUKI 品番[ 51152-47H00 ]ブツシユ、ガイド¥334×2=¥668
SUZUKI 品番[ 51152-47H10 ]ブツシユ、スライド¥334×2=¥668
SUZUKI 品番[ 09161-10009 ]ワツシヤ、10X15X1.5¥75×2=¥150

合計5,432円(2017年6月現在)

Webikeでの見積もりは先人が掲載していた型番を転記して依頼をかけたら10分ほどで返信がきた。
適合するか否かの裏は取っていないが先の情報を信じて即購入←ドカ寺と比較して安いはず。
SUZUKI純正パーツ for SHOWA OEM

作業開始

部品が揃ったので、テクニカルマジックさんへ車輛と部品を預けることにした。
technicalmagic
technicalmagic CBR250RR 848EVO

到着して症状の説明を行う。

小生「ブレーキをかけるとすぐに沈み込んで底付きするので、プリロードを締めました。」
フォークの下側の調整機構を指差し

SHOWA frontfork

「圧側も締めたけどひょこひょこ沈むのが収まらないんです。」
と伝えると、
店主「圧側調整は上ですよ♪」

848 cockpit

と指摘を受ける(゜Д゜)ハァ?
私、今の今まで下側の調整機構が圧側と思い込んでいました(-_-;

上の圧側を締めるとあれれれぇ~、沈み込みがしっとりと落ち着いたではありませんか…orz
店主「この調整で様子見ますか?今なら工賃が浮きますしw」
小生「すでに部品を23,000円ほど突っ込んでいるのでとにかくお願いします(-_-;」
私としたことがというか私アホでしたw

…気を取り直して
事前に848のWorkshopManualとパーツリスト、GSX-R1000のパーツリストで必要部品のチェックをおこなったのだが、1点だけがどこに使われるのかが解らなかった。
SUZUKI 品番[ 09161-10009 ]ワツシヤ、10X15X1.5
使わないにせよ1個75円なのでまぁええかと。

その辺の資料と部品そしてその中の解らない部品を説明して、過不足あれば教えてほしい旨を伝えて丸投げした。
数日後、店主からのメールで、「なんか柔らかいですけど…。付属のオイル粘度7.5番でよかったのかな?」との内容(-_-;
なんかやばい気がするが、すでに交換してるし圧側締めたら何とかなるかと思い、後日引き取りに伺う。

後日、テクニカルマジックにて。
早速、848EVOの足周りのチェックをおこなう…・???
前より柔らかくなってる(-_-;
でもバネにコシが出来たようで底付きはしないかもしれない。
沈み込みの柔らかさは、おそらくシール類がリフレッシュした為に摩擦抵抗が低減された効果と思われる。。

横にいるRVF400(10番オイル)と比較するとその差歴然。
848EVOは圧側を最強まで締めこんでの柔らかさなので、ただただうなだれるばかり。

抜いたスプリングとオイルを観察。
「最初抜くときはそんなに汚れてなかったけど、最後の方でドロドロのオイルが出てきました。」とのこと。
15,000km以上走行してるので、交換時期であったといえばそうかもしれない。

今回提供したパーツに過不足は無かったようで、謎の部品「ワッシャ」は、フロントフォーク最底部のオイルシールの為のワッシャであることが判明。
848evoパーツリスト
848evoパーツリスト

改めて先駆者に感謝だ。

それと、純正オイル粘度を調べたら7.5番で一緒でしたw
なので今回はバネ交換含むOHをおこないダンパーが強いバネに負けてる感じになったというもの。
まさにその通りだ。
HYPER PROは、なぜに純正と同じ7.5番にしたのか疑問が残る。
おそらくこの状態だと次に入れるオイルは15番くらいですかねぇ~とのこと。
しばらく様子を見てから再度オイルを交換するか考えますわと言い残し、お店を後にした…・
低速走行時、小さなギャップの吸収性は向上したように感じたが、高速走行時のブレーキングは以前と同じで急に沈み込む感じで嫌気がさしてきた。

「やっぱオイル交換だな…」と呟いてしまう。
部品の手配は問題なかったが、付属のオイルに問題があったとは想定外だった。

というわけで満足のいく結果が得られなかったとして今回のカスタムは失敗であったと言わざるを得ない。
同機種乗っている方は、あの柔らかい足周りをどうしてるんだろう?
848 front

というわけで決して安くはない授業料に少々凹む。。。orz

-Ducati 848EVO
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