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848EVO 足回りの検証とツーレポ

ドゥカティ東京-DUCATI TOKYO

東京西部・多摩方面でDucati748をいじったり乗ったりしてます。

848EVO 足回りの検証とツーレポ

2019/02/03

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足回りのセッティングを一部納得できるところまでもっていったので、毎年恒例のツーリングにて進化の程を検証してきた。

848EVO セッティングデータ

  • フロント(SHOWA純正)
    フロントスプリング:Hyperpro 不等ピッチ
    オイル:ワコーズ10×20番=15番相当
    プリロード:1ケガキ残し
    油面:フォークトップより80mm
    圧側:最強(全締)
    伸側:最強から1回転戻し
  • リア(SHOWA純正)
    リアスプリング:ノーマル
    オイル:純正
    プリロード:最弱より5mm残し
    油面:標準設定?
    圧側:最弱より1回転戻し
    伸側:標準設定?

ツーリングは長野方面での開催となったので、浜松は天竜二俣駅辺りまで名阪国道→東名阪自動車道→伊勢湾岸道と高速で移動し、天竜二俣駅からはR152を諏訪までのおよそ150kmをひたすら北上することとなった。
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旅のお相手はXRV750 アフリカツイン。
ライダーはオールラウンダー(高速走行を除く)でSSを凌駕するスキルを有し、SSが不得意とする酷道を毎年チョイスしてくれる頼もしいお方である(-_-;
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R152は、序盤は川沿いを縫うような高速ワインディングで、ライン取りや立ち上がりはスムーズで問題なく流して行けた。
フロントの沈み込み速さもある程度予測ができ、コーナリングではさほど気にならなかったというか、快適に走らせることが出来た。

そして後半から“酷道“に変化。
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車同士の対向が出来ない区間、砂・砂利・枯葉が浮いており、さらにアスファルトが割れて隆起している箇所がある。
そして一部路面が濡れているまさに酷道と呼ぶにふさわしい道路?だった。(初見殺し)

ここからは、足回り云々というか、今まで培ってきた経験と気合いがものをいうところで、足回りがどうとかを検証しながら走っている余裕などは無い。
ほとんどの区間が低速1速及び2速固定で、シフトダウンしての減速はなく、ほとんどアクセルオフのエンジンブレーキで減速→立ち上がり→減速とが連続して常に変わり続ける路面状況に対応しなければならない。
というわけで前走者について行くのがやっとだった。
ひと山越えた後、道の駅 遠山郷にて休憩すると、タイヤを端っこまで使った形跡が確認できた。
サイドが溶けているというか酷道の轍に削られているように見える。
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足回りに関しては、タイヤの表面状況からして酷道ながらも倒し込みができているようだが、コーナリングは両手でハンドルを押さえこみながらだったので腕や手首をかなり酷使した。
バイクがケツ下がりなのでおそらくキャスターが寝ておりハンドリングが悪くなっている=曲がりにくくなっている気がする。
さらにフォークの沈み込みが速いくせに、非常に小さなギャップのゴツゴツした突き上げがダイレクトにくるのが気にかかる。
しかし前走者についていけたことを考えるとCBRに乗っていたときと同等の走りが出来ている=現状の足回りでなんとか対応できていると思われる。

その後、途中の山越えの区間で激しい雨に襲われる。
視界が悪くなり路面状況はさらに悪化、途中でアスファルトが無くなり砂利の区間も何箇所か…。

ちなみに848EVOに装着のタイヤは、PIRELLI DIABRO SUPERCORSA SP。
特徴は
・スリックライクパターン
・フロントタイヤの内部構造を見直し、高速道路などサーキットには無い長い直進走行での安定性を確保
・公道走行を前提としたコンパウンドの採用により、高い耐久性とウォームアップ時間の短縮を実現
・公道走行用として、320km/h以上のスピードレンジに対応
※ドライグリップを重視した設計をしておりますので、雨天時の走行には十分ご注意ください。

とあるw

タイヤパターンは溝があまりなく、排水性能が低いのは素人目にも解る。
今回のようなステージではまったく持ち味が生かせない仕様。
しかし前走者は容赦なしでガンガン攻める。←まぁ毎度のことですがw

そんな中、4時間近く酷道走行を続けてようやく諏訪に到着→松本市内へ

初日酷道を走って

雨に弱いイメージがあったが、意外に大きく滑ることもなく走り抜けられた。
ライダーのマシンコントロールの賜物かタイヤの隠れた性能なのか?
いったいなんなんでしょうね、このタイヤ
ただ、タイヤの減りに関して期待を裏切らず、みるみる摩耗していってくれる。

翌日は松本市内からサーキットあずみ野でカート大会だったのであまり走らなかった。
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カートが重ステということもあり3本走行で腕が極端に疲労した。
そして雨降る中、上田市の宿までの走行は運転どころではなくなった。
サーキットは山頂に位置しているため酷道を下るが、タイヤが摩耗してきている影響か切れ込み気味で、ハンドルの抑え込みが利かなくなって右コーナーが上手く曲がれず気が抜けた状態で走ると極端に曲がれなくなってしまった。

最終日は、小雨降る中ビーナスラインを走行。
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高速コーナーが続くコースだが前日の疲労からかうまく乗りこなせず、急なブレーキング時に素早くボトムするフロントに気を取られてうまく回りきれないことがしばしば…。
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最終、諏訪から高速で帰ることになったが、駒ヶ根付近で降水量180mm/hのゲリラ豪雨に遭う。
路面は川のように水浸しで車は減速しだす中、スルスルとすり抜けしながらPAに飛び込んだ。
このシチュエーションでもタイヤはすべる様子が感じられなかった。
なぜだ?
その後路面は乾き、そこそこのスピードで巡航して養老まで辿り着くとタイヤがドロドロに溶けて摩耗していた。
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直進安定性はなかなかなのもんだったがエゲつなく減るこのタイヤ。

というわけで、TOTAL1,000kmあまりを高速・峠・酷道を走ってきたが、常連においていかれることはほぼなく走りきることが出来た。
足回りに関していえば、急なブレーキング時のフロントボトムが気になること、そしてリアの硬さが目立ち、パニックブレーキで前転する確率が高い気がした。←安いパッドを入れようか悩み中

結果:公道レベルではそれほど問題なく使えるのではないかという結論に至った。
(この一か月848EVOに乗り倒してたから慣れた説も…。)
それよりこのタイヤ意外と雨でも使える気がするw

これにて公道テストは終了。
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次は11月の走行会で試してみるとしますか…。めざせ52秒切りw
(※ダイエット企画の成功が大前提でツナギが着れなければ延期)

-Ducati 848EVO
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