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848EVO 股下の熱対策〜ヒートプロテクターの自作

ドゥカティ東京-DUCATI TOKYO

東京西部・多摩方面でDucati748をいじったり乗ったりしてます。

848EVO 股下の熱対策〜ヒートプロテクターの自作

2019/02/03

走り出して20分足らずで信号待ち時に内モモ周辺が汗だくになるので、リアバンクとエキパイの熱気を抑える対策をDIYしてみた。

皮パンを履けばマシになるのはわかっちゃいるが、皮パンを履く事そのものが夏には暑い。
ジーンズやナイロンパンツでも熱気にやられないように原因箇所をカバーする。。

対策箇所

対策箇所は、トレリスフレームの三角部分とエキパイのヒートガード上部の二箇所。
調べてみたら、エキパイのヒートプロテクターはいろんなブランドで、フレーム三角部はカーボンドライの製品やヤフオクでオリジナル品が見つかる。
しかし、安い組み合わせでも両方で4万円ほどかかるので、やっぱり自作することに…。

  • トレリスフレームの三角部分
    厚紙を当てての実測値をCAD化した結果、正三角形ではないことが判明。(測定精度にやや疑問が残るが)
  • エキパイのヒートガード上部
    乗車姿勢を撮影したらこの部分からの熱気が凄いので、ざっくりと測定。

サイドに取付け箇所がなさそうなので、シートを外してシートフレームにタンクを固定しているφ6のボルト2箇所に共締めす形で、シート下からSUS板でアーチを作って、サイドにカーボン板を取り付ける構想。

資材調達

先ずは資材購入。
調べてみるとカーボン板が高いので加工性も考慮して薄め1mm厚のA4サイズを2枚発注。

  • SUS板(400×300mm t=0.8mm)東急ハンズ
    価格 1,935(円) (税込)

材料1 ステン板

  • カーボン綾織り板(CFRP?) 300×210mm(A4サイズ)*片面・1mm厚~(MO-1mm-0002)
    価格 2790(円) x 2(個) = 5580(円) (税込、送料別)

材料2 カーボン板

(AF:カーボン板)

カーボン板裏側

カーボン板が薄いので断熱材が必要と思い下記商品も発注

  • デイトナ(DAYTONA) 断熱グラスウール,アルミシート付 18232
    価格 1,434(円) (税込、送料込)

デイトナのアルミシートを貼った

薄いカーボン板では心もとないので断熱材がいるかと…。

製作

部品が揃ったところで

  1. SUS板の加工
    厚み0.8mmなので裁断機でカットを試みるが、40mmほどから刃が入らなくなってしまった(-_-;
    金バサミを使うが、切っていくうちにカールしてしまうので断念。
    というわけで、サンダー(ハンドグラインダー)で荒カットしてから工業用の卓上グラインダーでごっそりと面取りしベルトサンダーで表面ナラシを行う。 そしてボルト穴を空けて曲げ加工。
    鉄板よりネバいので、加工に苦労する。図面
    加工中
  2. カーボン板の加工
    先ずは三角形、厚み1mmは意外とペラペラだった。
    しかしこれはこれで加工は難しかった。
    裁断機やハサミでは加工面がささくれ立つので、Pカッターで筋を入れてから
    ダイヤモンドやすりの三角で削り、表面に筋が見えたらてでパキッと折る。
    仕上げにカット面に接着剤を流し込んで表面ナラシ
    Pカッターで裁断
    切り出し完了

今回購入した1mm厚カーボン板、反りがなかなかのもので表面に斑点状の何かがポツポツと…。
1mm厚だから反るのか、精度の問題なのか?
メーカーは反りがあるかも的なこと書いてたのでクレームは付けないが、商品特性から考えて意匠的な用途が多いと思う。
そう考えれば他のメーカーもしくは2.5mm厚のものをチョイスしておいた方が無難だったかもしれない。

ツーリングが近づいてきたので、慌ててトレリスの三角部分からとりかかる。

トレリスフレームの三角地帯にヒートプロテクター取付け

現物と照合するとなかなかの加工精度で少し安心した。
ケーブルタイでとめる構想なので、三角の1辺中央部分5mm内側にφ5mmの穴を空ける。
しかし右側の後方箇所はエキパイが絶妙なクリアランスでトレリスフレームに近く、樹脂製のケーブルタイを巻くと溶けてしまう可能性があるので、止む無く2点止めすることにした。
ハメてみた

2枚を加工した後にケーブルタイで止めるにあたり、擦れ疵が付いてはいけないので、DAYTONAプロテックパッドシートの残りを切ってフレームに巻きつけた後に固定することにした。
この作業はケーブルタイの締め具合が3ヵ所バランスを取りながらになる為、予想以上に時間を要した。
さらに右側は2点止めの為、少々ぐらつくが穴を塞ぐという目的は達成できたので施工完了とした。
取り付け前


取り付け後

エキパイのヒートガード上部

SUS板の取付けに関して、樹脂タンク取り付けの凸字(底は無し)ステーがあるが、ボルトがネジ止材でバキバキに固定されており、無理に回したことでステーがひん曲がってしまった。
無理やり外してステーを修正したがまた問題が…。
サイドのシートフレームより樹脂タンク取付位置が高い為、フラットのSUS板が取り付けられない。
さらにエキパイとSUS板の折り込みが邪魔してラチェットが入らなくなってしまったので、敢え無く断念。
事前に現物合わせしなかったのが問題だ。

というわけで、サイドの斜めに走るパイプへ取付けるべくステー造りにとりかかるも、カーボン板の穴あけ位置が特定できず、これまた断念。

というわけで現状として三角部分だけの施工となってしまった。

該当の灯りに佇む848EVO

バッチリ付きました

翌日からツーリングで3日間使用した結果…

結果:熱さ30%オフ

信号待ちで、足を降ろした状態で内モモの熱さがマシになった。
走行中、足をパタパタしたくなる頻度が減った。

ボヤっとしたインプレしかできないが効果あり。
半減とまではいかないが3割減といったところ。
熱でカーボンの反りがさらに悪化w
カーボン自体は温い程度で手で触れる←断熱材効果か?
穴を塞ぐことにより他の場所が熱くなることも無し←たぶん大丈夫
ちなみに100℃超えでファンが回ると意味がないw

やはり塞ぐべきは、エキパイのヒートガード上部。
でも、現状で耐えられない熱さではなくなった。(ナイロンメッシュパンツで検証)
皮パンなら問題ないレベルと思われる。

次回ヒートガード上部をやるかどうかは再検討w

-Ducati 848EVO
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